日本を代表する文豪の人、島崎藤村の生涯や代表作を年表形式で簡単にわかりやすく紹介。
参考文献
藤村記念館公式サイト
http://toson.jp/publics/index/20/
島崎藤村|近代日本人の肖像 - 国立国会図書館
https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/276/
馬籠宿(まごめじゅく)観光協会公式サイト
https://kiso-magome.com/about
大磯町公式サイト
https://www.oiso-kankou.or.jp/?p=we-page-entry&spot=20475&cat=19119&pageno=3&type=list
島崎藤村の基本プロフィール
本名 | 島崎春樹 (しまざき・はるき) |
出身 | 長野 |
生年月日 | 1872年2月17日 (明治5年) |
没年月日 | 1943年8月22日 (昭和18年) |
肩書き | 詩人 小説家 |
代表前 | 破戒 (部落差別関連作品) 夜明け前 (父の正樹の生涯を描いた大作) |
島崎藤村の家系 |
父=正樹 母=ぬい 次兄=広助(こま子の父) 初婚相手=秦冬子(フユ/明治43年死去) 再婚相手=加藤静子 長男=楠雄 姪っ子=島崎こま子(禁断の関係にあった実の姪/実兄の娘) |
有名なファン |
太田光(特に「破戒」のファン) |
墓のある場所 |
神奈川県大磯町・地福寺 (後妻・静子の墓もあり) |
島崎藤村の経歴年表(人生/作品)
年 | 出来事 | 作品 |
1872年 (明治5年) |
岐阜との県境に近い 長野の馬籠村にて 正樹/ぬい夫婦の 末っ子として誕生。 *生家は中山道の 宿場として有名な 馬籠宿の本陣関係者 |
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1881年 (明治14年) 9歳 |
9歳の若さで 学問を学ぶために 一番年上の兄と共に上京 |
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学生時代 |
泰明小学校(日本橋)や 明治学院で学ぶ |
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1891年 (明治24年) 創作活動開始 |
この年に明治学院を卒業したのち 「女学雑誌」という媒体に エッセイなどの寄稿をスタート |
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1893年 (明治26年) |
北村透谷などと共に 雑誌「文学界」創刊に参画し、 誌面で活躍。 一方で明治女学校/東北大学で教鞭をとり 教育としても活動。 |
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1897年 (明治30年) 詩人として 活動開始 |
第一詩集「若菜集」を発表。 詩人として本格的に活動するようになる |
若菜集 (詩集) |
1898年 (明治31年) |
創刊に関わった 「文学界」という雑誌が消滅 |
一葉舟(詩集) 夏草(詩集) |
1899年 (明治32年) |
小諸義塾に赴任し、 故郷長野で働き始める。 私生活では 北海道出身の秦冬子と結婚 |
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1901年 (明治34年) |
第4詩集「落梅集」発表 | 落梅集 (詩集) |
1905年 (明治38年) |
長野(小諸)を離れて上京 | |
1906年 (明治39年) 小説家転身 |
自費出版でのちの代表作 「破戒」を発表して小説家に転身 *「破戒」は藤村が7年という年月 をかけて作り上げた作品 |
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1908年 (明治41年) |
自伝小説「春」発表 | 春 |
1910年 (明治43年) |
自身をモデルにした小説 「家」の発表を開始。 私生活では妻の死を経験。 4人の幼い子を残して 妻がこの世を去り、 シングルファザーとなる。 *子供の面倒をみてもらうため 実兄の娘/自身の姪っ子である こま子と同郷することになった |
家 (1910-1911) |
1911年 (明治44年) |
前年からの小説「家」が完結 | |
1912年 (明治45年) 姪との過ち |
この時期、同郷する実の姪 こま子(当時20歳くらい) との関係をもってしまう |
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1913年 (大正2年) フランス逃避 |
禁断の関係をもってしまった 同居の姪っ子・こま子の妊娠が発覚すると 彼女から逃れるようにフランスへ渡る。 *現地で19歳から22歳までの 自身をモデルにした自伝的青春小説 「桜の実の熟する時」を執筆 |
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1914年 (大正3年) |
第一次世界大戦勃発により フランスから帰国。 フランスで書いた 「桜の実の熟する時」を発表しはじめる |
桜の実の熟する時 (1913-1917) |
1918年 (大正7年) |
妻を失ったのち 4人の子をを抱えた男性主人公の 自伝的小説 「新生」の連載を朝日新聞で開始 *姪との禁断の関係が絡んだ作品。 つまり姪っ子との禁断の関係を 世間に対して幅広く公表するという ありえない行為を行った。 これにより次兄(こま子の父)や こま子自身と絶縁状態に |
新生 (1918-1919) |
1919年 |
「新生」完結 |
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1928年 (昭和3年) |
埼玉/川越出身の女性 加藤静子と再婚 |
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1929年 (昭和4年) 夜明け前の 連載開始 |
「中央公論」にて 藤村の父をモデルにした長編小説 「夜明け前」の発表を開始 |
夜明け前 (1929-1935) |
1935年 (昭和10年) |
中央公論にて6年連載してきた 長編「夜明け前」が完結。 一方で初代日本ペンクラブ会長へ就任 |
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1943年 (昭和18年) |
戦時中のこの年、 「東方の門」という作品執筆中に倒れ 湘南地域・大磯の自宅で死去。 享年71歳 *「東方の門」は未完に終わる |
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死後 1953年 |
代表作「夜明け前」が映画化 |
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