太宰治とのゆかりが深い人物としても有名な文豪、
井伏鱒二さんの生涯・作品情報を年表形式で紹介。
参考文献
広島県公式サイト
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kennsyou/1168905261626.html
河口湖・天下茶屋公式サイト
https://www.tenkachaya.jp/history.html
ふくやま文学館公式サイト
https://jmapps.ne.jp/fukuyamabun/sakka_det.html?list_count=10&person_id=469
早稲田大学公式サイト
井伏鱒二の基本プロフィール
本名 | 井伏満寿二 |
出身 | 広島県 |
生年 (生まれたのは?) |
1898年2月15日 |
没年 (亡くなったのは?) |
1993年7月10日 |
代表作 (初めて読むのに おススメの作品は?) |
ジョン万次郎漂流記(短編) 山椒魚(短編) 黒い雨 |
全盛期 (最も活躍した時期は?) |
1920年代から1960年代 (20代から60代まで) *ピークの短い作家も多い一方、 数十年に渡りトップ作家として活躍 *得意ジャンル=短編 |
親族 |
妻=秋元節代 |
井伏鱒二の経歴年表(人生/作品)
年 | 出来事 | 太宰治 とのゆかり |
作品 |
1898年 (明治31年) |
広島県の福山市で誕生 | ||
大学入学前 |
福山中学校 (のちの福山誠之館高校) に通う。 *元々は画家志望であった |
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1917年 |
上京して早稲田の予科入り *この時期、兄のすすめもあり 将来の目標を画家から作家に変更 |
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1919年 |
早稲田大学の文学科入り |
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1922年 |
早稲田大学中退 | ||
1923年 |
代表作「山椒魚」の もともとの作品「幽閉」発美 |
幽閉 | |
1927年 |
結婚 | ||
1929年 |
6年前の「幽閉」に筆を加え 「山椒魚」として発表。 この作品で注目を浴びる。 |
山椒魚 | |
1930年 |
この頃から太宰治 との交流がスタート |
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1937年 |
ジョン万次郎漂流記 集金旅行 |
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1938年 |
「ジョン万次郎漂流記」で 直木賞を受賞。 河口湖で太宰と交流。 太宰の見合いにも立ち会った |
井伏氏が初夏の時期から河口湖の 天下茶屋に滞在して 執筆活動をしている事を 知った太宰治は 彼を訪ねて天下茶屋にやって来る。 そして自身もしばらく滞在。 共に登山などを経験。 この時期、井伏氏は 太宰へ甲府の女性を紹介。 そして太宰は見合い相手と結婚。 (その時期に天下茶屋時代を綴ったのが 井伏氏も登場する 「富嶽百景」というエッセイ作品) |
さざなみ軍記 |
1939年 |
9月、 世界では第二次大戦が勃発 |
1月、 前年に結婚した 太宰の結婚式を 井伏の杉並の自宅で 小規模に開催。 |
多甚古村 |
1940年 |
「多甚古村」が 今井正により映画化される |
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1941年 |
銀泰に召集されて シンガポール滞在を経験 |
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1942年 |
11月、軍隊から除隊 | ||
1943年 |
直木賞の選考委員に加わる | ||
1945年 |
故郷の広島に原爆が投下される (のちの代表作「黒い雨」に関連) *終戦の前後には 山梨の甲府や 故郷での疎開生活をおくる |
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1948年 |
面倒をみていた太宰治が 東京の三鷹で入水自殺 (自身が紹介した女性/彼の妻 ではなく彼の愛人と) |
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1950年 |
本日休診 | ||
1953年 | 太宰の死後、 ゆかりのある天下茶屋付近に 太宰治の文学碑を創る |
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1957年 |
直木賞選考委員から離脱 | 駅前旅館 | |
1958年 |
今度は芥川賞選考委員に | ||
1961年 | 取材旅行 |
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1965年 |
芥川賞選考委員を離脱。 広島の原爆に関連した「黒い雨」を 雑誌「身長」で連載し始める。 |
黒い雨 (連載=1965-1966) |
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1966年 |
文化勲章を受勲。 雑誌で1年半連載した 「黒い雨」が完結。 この作品で 講談社の野間文芸賞を受賞 |
黒い雨 (連載=1965-1966) |
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1971年 |
早稲田の森 | ||
1972年 |
「早稲田の森」で読売文学賞受賞。 |
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1989年 (平成元年) |
今村昌平により「黒い雨」が映画化。 また広島の名誉県民となる |
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1993年 |
7月、 東京の病院にて 肺炎で死去 |
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死後 2014年 |
妻の節代死去 |
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