中世に地球において世界の覇権を握っていた大英帝国(British Empire/現イギリス)、
そのイギリスを中心とした連合体
「The Commonwealth(コモンウェルス/イギリス連邦)」

その加盟国一覧情報など


参考文献
コモンウェルス/イギリス連邦公式サイト
https://thecommonwealth.org/


このページの利用推奨用途(こんな人向け)
  • いわゆる「イギリス連邦/コモンウェルス」の加盟国を知りたい
  • コモンウェルス公式サイでで難しい英文を読む時間がないので、代わりに歴史・概要を調べておしえてほしい
  •  アメリカも英連邦加盟国なのか知りたい
 



「The Commonwealth(コモンウェルス)」とは?

イギリスから独立したアメリカが成長する前の時期、
中世の地球上にて世界の覇権を握っていた大英帝国(イギリス)。
次々に世界の様々な地域に入植/移住していき、ずる賢い頭脳を活かして領地を強引に開拓していった。

もともと先住民族の地だったアメリカをはじめとしてオーストラリア、ニュージーランドなどに
いわゆる「アングロサクソン系(イギリスの古くからの民)」の人間が多いのはそのため。

そのイギリスと旧イギリス植民地だった国・地域から成る自発的な連合体

 

連合体のルーツ
 

大英帝国(British Empire)

意味
イギリス本土と世界各地の植民地/自治領の総称
 

発祥
(Modern
Commonwealth)
 

1949年

*英国+
オーストラリア/カナダ/インド/ニュージーランド/南アフリカ/スリランカ
の8ヵ国で発足

*前身組織にはBritishという国名がついていた
 

加盟国
 
56ヵ国

加盟国の
合計人口

 
25億人

国の経済レベル
 
大きな国もある一方、発展途上国もあり。
30ヵ国以上は小さな国。

加盟条件
 

大英帝国をルーツとしながら
公式サイトによると現在はどこの国でもコモンウェルスに
加入する事が可能(any country can join)

つまり何故か無関係の日本なども加盟できてしまう状況。

2021年時点では54カ国加盟だったが
2022年にがポンとトーゴの2カ国が新規加盟して56ヵ国に増加。
 

アメリカは
コモンウェルス
(イギリス連邦)
加盟国なのか?
 

アメリカは加盟国ではない

*オーストラリア以上に「イギリス移民の国」
というイメージの強いアメリカは完全独立国で
イギリス連邦/コモンウェルス非加盟
 

加盟国は
増加中?
減少中?
 

20世紀と比べて加盟国増加ペースは緩くなっているものの
2020年代に入っても加盟国は少しずつ増加中。

一旦離脱したものの、再び加盟する例も目立つ。
 
*表の各種データは2024年時点


 
 

コモンウェルス(英国連邦/イギリス連邦)加盟国・地域
一覧

加盟年度など各種データはコモンウェルス公式サイト内の公式情報

 

ヨーロッパ圏内

イギリス(UK)
連合体の中枢
 

キプロス
 

中東に近い場所に位置する小さな島国。
欧州人達の保養地・リゾート地として有名。
1961年加盟

 

マルタ
 

イタリア・シチリア島の南側に位置する島国。
マルタ島などいくつかの島から成る。
1964年加盟
 


 

オセアニア地域


オーストラリア

国旗に
イギリス国旗入る

 

英連邦象徴的な存在。

1949年の発足当時からの加盟国。
世界の中でも特にアングロサクソン(イギリス)系の人間が住んでいる国として有名。

イギリスは先住民族・アボリジニに対する迫害を行い、
強引にこの地を自分達のものにしてきた歴史をもつ。

 

フィジー

国旗に
イギリス国旗入る

 

小さな島国。
1970年加盟。

*1987年、国内情勢を背景に
一旦加盟資格失効となったが1997年再加盟
 

キリバス共和国
(Kiribati)
 
1979年に英国から独立/
同年コモンウェルス加盟

ナウル共和国
(Nauru)
 
1968年独立/同年コモンウェルス加盟

ニュージーランド

国旗に
イギリス国旗入る

 

オーストラリアと同じくらい
アングロサクソン(イギリス)系が多い国として有名。

こちらも英連邦の象徴的存在。
 

パプアニューギニア
 
1975年加盟

サモア
 
1970年加盟

ソロモン諸島
1978年加盟

トンガ
 
1970年加盟

ツバル

国旗に
イギリス国旗入る

 
1978年加盟

バヌアツ共和国
 
1980年加盟

オセアニア地域の国は特にコモンウェルスとの関係が深く、現在の国旗の中に有名なイギリス国旗が入っているケースが多い。



 

北中南米地域

Antigua and Barbuda
1981年加盟
 
バハマ
1973年加盟
 
バルバドス
1966年加盟
 
ベリーズ
1981年加盟
 
カナダ
もともとはフランス・イギリスの植民地。

フランス系の国というイメージも強めながら
1949年の発足当時からコモンウェルス加盟
 

ドミニカ国

*ドミニカ共和国
とは別の小国
 
1978年にイギリス自治領扱いから独立。
同年コモンウェルス加盟

Grenada
 
1974年加盟

ギアナ
 
1966年加盟

ジャマイカ
 
1962年加盟

Saint Lucia
 
1979年加盟

St Kitts and Nevis
 
1983年加盟

St Vincent and The Grenadines
 
1979年加盟

トリニダードトバコ
 
1962年に英国領扱いから独立。
&1962年コモンウェルス加盟
 

アジア


バングラディッシュ
 
1972年加盟

ブルネイ
 
1984年加盟

インド
 

1949年の発足からの加盟国。

発展著しい中央アジアの大国。
オーストラリアなどと同様に
イギリスとの結びつきが強い国として有名。
 

マレーシア
 
1957年加盟

モルジブ
 

1982年加盟。

2016年一旦離脱。
2020年再加盟
 

パキスタン
 

インド同様に英国との結びつきが強い。

1972年に一旦離脱。
しかし1989年17年ぶりに再加盟。
 

シンガポール
 
1965年加盟

スリランカ
 
1949年の発足当時からの加盟国。




アフリカ
 

ボツワナ
 
1966年加盟

カメルーン
 
1995年加盟

ガボン
 

2022年新規加盟。
55番目の加盟国
 

The Gambia
 
1965年加盟。

2013年に一旦脱退。
2018年再加盟
 

ガーナ
 
1957年加盟

ケニア
 
1963年加盟

Kingdom of Eswatini

元々の国名
Swanziland
 
Swanziland時代の1968年加盟

Lesotho
 
1966年加盟

マラウィ
 
1964年加盟

Mauritius
 
1968年加盟

モザンビーク
 
1995年加盟

ナミビア
 
1990年加盟

ナイジェリア
 

1960年加盟。

人権問題により1995年には一旦加盟はく奪。
4年後に処分解除
 

ルワンダ
 
2009年加盟

Seychelles
 
1976年加盟

シエラレオネ
 

国旗の配色・構成が
ファミリーマートの配色に似ている事で有名。

1961年加盟
 

南アフリカ共和国
 

1814年イギリス国領扱いに。

入植白人による
「アパルトヘイト(人種隔離政策)」
が長く続いてきた国として有名。

1949年発足からの加盟国。

1960年代に一度遺脱したが、
アパルトヘイトが撤廃となったのち
1994年再加盟
 

トーゴ
 
2022年新規加盟。
56番目の加盟国。

ウガンダ
 
1962年加盟

タンザニア連合共和国
 
1961年加盟

ザンビア
 
1964年加盟
*その他、もともとジンバブエも加盟国であったが2003年離脱





 

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