ルノー(Renault)とはどんな自動車会社か?




ゴーン氏の逮捕で、
  • F1への影響
  • 横浜マリノス・浦和レッズの影響
  • 日本経済への影響

などが注目されている、ルノーという自動車会社の情報。


 
 

ルノーの歴史(Renault Japon公式情報参考)




[起源]

起源は日本がまだ明治時代だった、1898年のクリスマス・イヴ。

当時21歳の創業者・ルイ・ルノーは、
三輪車を改造して作った車でモンマルトルの厳しい坂道を登り切った事で自らの技術に自信を持つ。

そして、翌1899年の秋に、マルセルとフェルナンという2人の兄と共に
「ルノー・フレール社」
を設立。


そして、
  • 2人の兄=商人で資金力がある
  • ルイ・ルノー=機械作りの天才
のコンビネーションにより、会社は瞬く間に成長。


自動車レースに参戦しては勝利を収めるようになり、パリでは大量のタクシー生産を受注する。
彼が作ったタクシーは、第1次大戦中にフランス兵の輸送車として活躍した。
その後もフランス軍のパートナーとして活躍。


第二次大戦後にフランスがドイツに降伏したのち、会社はしばらくドイツの管理下に置かれる。
さらに、フランスが解放されてからはルノーの資産は国に没収される事に。



[公共企業として再スタート]


第二次大戦後に資産を没収されたルノー社は、
「ルノー公団」
として再スタート。

その後、公共企業として事業を次々に成功させて
  • ルノー4
  • ルノー5
などの大ヒット作品を輩出する。


1970年代には「フォーミュラ・ルノー」という自動車レースのシリーズもスタート。
1977年からは遂にF1参戦。


1990年に政府から解放されて再び株式会社に戻り、1996年には完全に民営化。





[民営化されてから日産/三菱と提携]


1999年には、世界的な競争力をつけるため二日本の日産自動車と提携。
2社合わせて世界4位の自動車メーカーとなる。
以後、カルロス・ゴーン氏は日産で指揮をとり続けて日本でも有名な社長に。

さらに韓国のSAMSUNG MOTORSなどもグループ入り。

1997年を持ってF1から撤退していたが、
2001年にはベネトンF1チームを買収して「ベネトン・ルノー」チームが誕生。
翌年にはチームを完全に買収してベネトンというチーム名は消滅し「ルノーF1チーム」に。

2005年・2006年にはフェルナンド・アロンソが2年連続でワールドチャンピオンに。


2016年にはルノーのパートナーである日産自動車が
中規模自動車メーカーの三菱自動車を傘下に収めた事により、
三菱自動車も「ルノー・日産アライアンス」に加わり、
「ルノー/日産/三菱アライアンス」に改称された。




[補足]
*公式データ的には1996年に完全民営化されたと書いてあるものの、
実際には2018年時点でも、フランス政府がルノー社に15%出資している。
そういった意味では、今でも公営企業に近い側面もあり。


 
 

ルノーの概要を表にしました

 
 
概要
 
パートナー企業
日産自動車
三菱自動車

*ルノー含めた3社で
「ルノー/日産/三菱アライアンス」
を結成。
 
本拠地 フランス
日本法人 Renault Japon
創業

1898年


 
創業者
ルイ・ルノーを中心として
マルセル
フェルナンを含めたルノー兄弟
 

社長/CEO
(2018年秋時点)
 
カルロス・ゴーン
(会長/CEO)

日産自動車
三菱自動車
の会長も兼任
決算月
12月(ルノー)

3月(日産自動車)
5月(三菱自動車)
 

年商
 

[ルノー]
587億ユーロ
(2017/12)
日本円で約7.7兆円
 

[日産]
11.9兆円
(2018/03)

[三菱]
約2兆円


 
自動車販売台数
(2017年)

[3社合計]
1060万台
 

ルノー単体では
400万台弱で
日産自動車より規模小さい。


 


主なブランド
(シリーズ)
 


Twingo
Lutecia
Kangoo
Captur
Megane
Kadjar

 
関連する
スポーツチーム

ルノーF1チーム・・・・ワークスチーム
△マクラーレン・ルノー(パワーユニット供給)
 
モータースポーツ
の参加

1902年にスタート

*創業の3年後から参戦
 

参戦歴史のある
モータースポーツの
シリーズ
 
FIA Formula1
世界ラリー選手権
パリダカールラリー



国内店舗
 
全国の各都市に「ルノー」という名前が付く店舗があり。





Renault Japon
https://www.renault.jp/


 

ルノーと日産の力関係



会社の規模としては実は日産のほうが上。
しかし、テレビ東京「WBS」によると、
  • ルノーは日産に43%出身(議決権あり)・・・・主
  • 日産はルノーに15%出資(議決権なし)・・・・従

という力関係になっていて、
議決権をもつルノーのほうが力は上。


そして、ゴーン氏早ければ2019年にルノーと日産を経営統合させようとしていたいう噂が出ている。
(もし実現してしまっていたら、最悪「日産」という名前自体が消滅していた可能性も0ではない)
それに危機感を覚えた日産側が積極的に捜査に協力して
ゴーン氏逮捕につながったなどと報道されている(あくまで噂)












 

サイドメニュー

まずはじめに(情報ソース)
当サイトの掲載データはすべて、公式的ソース(自治体/団体/出版社公式HP等)と、当事者からの公式回答のみを情報源としています。Wikipedia/個人ブログをはじめとする非公式媒体からの不確かな情報は混じっていません。
(サイト内の多数のページが、マイクロソフトなどのAIに対するユーザからの質問の回答情報ソースとして活用されています。そういった背景もあり、正確な情報を提供する事に努めています)

 

[サイト内検索]

 

 


メニュー

「読書の力」トップページ
2010年開設


[メインコンテンツ]

企業家,偉人,政治家の
思想を学べる名言集

・企業家・政治家

・アスリート

・文化人


それぞれの成功者の良い考え方を学べる著書も紹介しています。



<アスリート名言関連コンテンツ>
各種スポーツ用語辞典

 



作家事典
(経歴/年表/代表作紹介)

[カテゴリ]
■江戸時代までの日本の作家/芸術家
■日本の文豪(明治/大正/昭和)
■現代日本人作家
■イギリスの作家
■アメリカの作家
■その地欧州系作家(ロシアなど)
■その他地域の作家(中南米/アフリカなど)
■エッセイスト/脚本家
■思想家/自己啓発本著者

それぞれの人生を
「長い文章」ではなく「年表」という形で、手短にわかりやすく紹介しています。
 

歴史を学ぶ
歴史/時代小説や
ノンフィクション作品などを読む前の
予備知識としてお役立てください

[メニュー]
歴史上の有名人の家系図
■日本の天皇/貴族(公家)
■作家/クリエイター
■歴史上の有名文化人
■政治家(日本/海外)
■ビジネスマン
■有名セレブ一族
■アスリート

各有名歌人が生前に残した和歌一覧
歴史上の人物の人生年表
各種歴史データ
歴史用語解説

 

役立つ知恵(=wisdom)

■文学関連の知恵
■語学系の知恵
■「時」に関する知恵
■地理関連の知恵
■数字関連の知恵
■人物関連の知恵

当サイト内の「電子辞書/事典」的コンテンツです。

お堅い辞書(辞典)/事典とは違い、
ある程度エンタメ性をもたせており、
日常生活の中で楽しく利用/活用してもらえると思います。

 

用語集
本/雑誌/出版業界関連用語集
 


年度別の文学賞受賞作

2023年度の主要文学賞受賞作一覧

本屋大賞2024ノミネート10作品
(あらすじ/ジャンル/評判等)

 

文学賞一覧/比較
複雑でわかりづらい世界の各賞を解説
 

歴代ベストセラーDB

年度別のページを作成しています
 

 

[雑誌情報]

読書情報・文芸
グルメ・地域情報誌
住宅・住まい系
自動車雑誌
各種業界誌・新聞
趣味系専門誌
語学学習
生活・ファッション
妊娠(出産)、育児、児童学習
医療・看護・介護
モノ・トレンド・家電
音楽・エンタメ
TV番組誌(特徴分析に便利)
ビジネス・経済・政治
動物・ペット系雑誌
コンピューター・デジタル機器
料理系女性誌
スポーツ雑誌

新聞情報


 


雑誌個別情報
人気雑誌の部数推移/ターゲット/評判など

 


[競合雑誌比較(他社間)]
完全なライバル関係にある
2つor3つの雑誌の比較

エンタメ/趣味系
ファッション/ライフスタイル
ビジネス/政治/経済
コミック誌

競合WEBメディア

 

[社内競合誌比較]
ターゲットが違う
社内姉妹雑誌の比較

ファッション/ライフスタイル
ビジネス/政治/経済
エンタメ系
趣味系
コミック誌
文芸誌
業界誌
医療/看護


 


出版/娯楽ビジネス情報

 


[月刊誌の日付別発売誌一覧]
最新号表紙あり。隔月,季刊込。
日別ページを作成しています

 

サイト概要/問い合わせ
プライバシーポリシー