マイケル・アンドレッティ(Michael Andretti)



 

生い立ちから第一期のインディ(CART)時代



欧州からの移民であるレーシングドライバー、
マリオ・アンドレッティの息子(長男)として1962年にアメリカのペンシルヴァニア州にて誕生。
1970年代からレーシングカートをはじめ、
1980年から1981年にかけてフォーミュラ・フォードに参戦。

1983年に父のマリオと共にルマン24時間耐久レースに参戦して3位を獲得し、
その年にCART(当時、インディ500が組み込まれていたシリーズ)に参戦。

翌年からは、クラコレーシングよりCARTにフル参戦し、
1987年・1988年・1992年にシリーズ2位に輝くなど、
アメリカにてフォーミュラカー分野のトップドライバーへと成長する。


[注記]
  • CART=のちのチャンプカー


 
 

1993年にセナのチームメイトとしてF1に参戦


1992年までにアメリカで押しも押されぬトップドライバーになったマイケルは、
父の故郷である欧州で主にレースを行うFIA Formula1選手権に1993年にデビューする事が決定。
名門・マクラーレンFORDにてアイルトン・セナのチームメイトとなった。

その年は、セナが開幕からプロストに続いて2位を獲得するなど
チームメイトが活躍する一方、新人のマイケルは不調が続く。

第5戦のスペインGPにて5位に入り、初入賞(2ポイント獲得)。

第8戦のフランスGPにて6位に入り、1ポイント獲得。


第13戦では、父の母国であるイタリアにて、
チームメイトのセナがイタリアに終わる中、3位でゴールし、初表彰台を獲得した(4ポイント獲得)。


しかし、当時の細かい事情は不明ながら
第14戦以降はレースシートをミカ・ハッキネンに譲り
残り3戦を残してF1から1年で引退。



 
 

1994年からの第2期インディー(CART)時代




F1から撤退したのち、翌1994年からは母国のアメリカのレース界に復帰し、
アメリカのCARTシリーズにてチップガナッシレーシングよりシリーズ参戦。

その後、幾つかのチームを渡り歩いたのち、
2003年にはバリー・グリーンという人からチームを引き継ぎ、
オーナー兼レースドライバーを務める
「アンドレッティ・グリーン・レーシング」を結成。

その後、第一線からは退き、
「アンドレッティ・グリーン・レーシング」
のオーナー業に専念。

2008年代後半には武藤英紀がアンドレッティチームからインティカーシリーズに参戦していた。

その後、チーム名は
「アンドレッティ・オートスポート」
に改称され、2017年には佐藤琢磨が加入。

2017年5月には佐藤琢磨の勝利により、オーナーとしてインディ500に勝利した。


 
 

1993年のF1におけるセナとアンドレッティの比較

 
  セナ
(ブラジル)
アンドレッティ
(アメリカ)
出走数 16 13
(第13戦を最後にF1引退)
勝利数 5 0
表彰台獲得回数 7 1
最高位 1位 3位

ポールポジション
獲得回数
 
1 0
シリーズ
ポイント
73 7
シリーズ
ランキング
2位 11位







 

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