別冊系少女漫画誌一覧(主に13日発売):別冊マーガレット、別冊フレンド、別冊花とゆめ、ベツコミ(別冊少女コミック)




大手総合出版社3社(集英社/小学館/講談社)+中規模企業の白泉社が出ている、
「別冊」系の少女コミック雑誌の歴史や人気、特徴などの比較情報。

別冊花とゆめ以外はすべて13日発売で完全に競合。



 

別冊マーガレット(通称=別マ)


集英社の雑誌。

「別マ」という愛称で知られ、
本家「マーガレット」より圧倒的に人気・知名度が高いという特殊な雑誌。

こちらは小学生からOL層まで幅広い世代がターゲット。



Fujisan.co.jp:別冊マーガレット



【Fujisan.co.jp説明文】
小学生からOLまで楽しめる最高の少女誌


 
 

別冊フレンド(別フレ)


こちらは講談社。

こちらは女子高校生が中心読者層となっている雑誌。
ただし、広い意味では10代全般がターゲット。

講談社サイトの歴史情報によると、1962年創刊の「少女フレンド」という雑誌の創刊後、
1965年に「別冊少女フレンド」として創刊し、1984年に「別冊フレンド」に改題。
(少女フレンドという雑誌は1996年に廃刊して、今は存在せず)




Fujisan.co.jp:別冊フレンド



【Fujisan.co.jp説明文】
10代の女の子の野望、欲望をかなえる漫画雑誌。
読者は15歳から16歳の高校生が中心。
10代の読者が約半数を占めています。



【講談社サイトでの公式説明】
恋する10代女子の最強ヒットコミック誌!
「壁ドン」ブームの火付け役となった『L・DK』をはじめ、話題作がいっぱいの王道少女漫画誌!
映画化が決定した『黒崎くんの言いなりになんてならない』、
『PとJK』、『私がモテてどうすんだ』など、
10代女子のハートをわしづかみのヒット作がいっぱいです。
今後も映像化作品が続々!
アイドルのグラビアも大充実。


 
 

別冊花とゆめ(通称=別花/ベツハナ) ×2018年5月休刊


こちらは、大手3社より明確に規模が小さい白泉社の雑誌。
そして、こちらだけ13日発売ではなく、歴史も浅め。

こちらは幅広いジャンル「読み切り中心」の月刊誌。
そして、雑誌協会分類では少女誌扱いながら、
10代読者は少なく20代読者中心なので、実質的には青年女性コミック誌ともいっていい媒体。

[追記]
2018年7月号にて休刊。




Fujisan.co.jp:別冊花とゆめ



【白泉社サイトでの公式説明文】
ラブ&ミステリーを中心にした読みきり中心のコミック誌


【白泉社サイトでの公式説明文(長文版)】
感動の恋愛ストーリーから歴史もの、ファンタジー、サスペンス等、幅広いジャンルの作品を掲載。
まんがファンなら誰もが知る大ヒット作の続編も掲載し、20代の読者にアピールします。


 
 

ベツコミ(Betsucomi/別冊少女コミック)



こちらは小学館の雑誌。
メインターゲットは高校生で連載作品系。

なお、公式情報はないものの、
小学館HPの歴史情報によると1970年にこの雑誌ができる前に
1968年に「少女コミック(今存在せず)」という雑誌が創刊されているので、多分この雑誌の別冊という意味。

Fujisanでは定期購読受付なし。
Amazonでは取り扱いあり。


【小学館サイトでの内容説明】
みんなが恋の主人公。純粋正統少女まんが誌!
ピュアでスウィートなラブストーリーをぎゅっと詰め込んで、
高校生を中心にしたすべての青春女子に贈ります!


 


まず、ターゲットとしてはこの分野で圧倒的な存在感である
「別冊マーガレット」は相当幅広い世代がターゲット。
次に別冊フレンドとベツコミは主な女子高校生向け。
発売日が違う別冊花とゆめは20代メインと色々な違いあり。

そして、内容としては大手三社の雑誌は連載作品系であるのに対し、
26日発売の「別冊花とゆめ」だけは読み切り中心という違いがあり。

価格も「別冊花とゆめ」だけ高額。

部数では「別冊マーガレット」が圧倒的。

作品ジャンルの違いに関しては、公式サイトなどで分析してみてください。

 
  発売日 発行部数 内容特徴/対象

別冊マーガレット
1963年12月創刊

[基本定価]
480円
 
月刊。
毎月13日
19.4万部
(2016平均)

人気・知名度圧倒的。
連載作品系。

小学生からOLまで
幅広い世代向け。
 

別冊フレンド
1965年創刊

[1冊価格]
470円
 
月刊。
毎月13日
7.0万部
(2016平均)

連載作品系。

10代女子全般が
メインターゲットで
10代読者が半数以上。
(高校生中心)
 

2018年春休刊

別冊花とゆめ
1977年創刊

[1冊価格]
630円
 
月刊。
毎月26日
3.9万部
(2016平均)

主に20代向け。
(OLと主婦が中心)

ラブ&ミステリーを
中心にした
読みきり中心の
コミック誌。
 

[年齢分布(2017)]
19歳以下=14.2%
20-23歳=18.4%
24-27歳=23.7%
28-31歳=21.8%
32歳以上=21.9%

 

ベツコミ
1970年創刊

[1冊価格]
480円
 
月刊。
毎月13日
4.6万部
(2016平均)

別冊フレンド同様に
高校生がメイン読者層。

連載作品系。
 



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やはり「別冊マーガレット」が圧倒的に人気高い傾向




 

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