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「学問の神」として知られる平安時代の偉人、菅原道真(菅原朝臣)が生前に残した
主な勅撰和歌集収録作品を紹介。
参考文献
各種古語辞典
古今和歌集収録作品(2作品)
272 秋風の 吹上にたてる 白菊の 花かあらぬか 波のよするか |
秋の時期に 紀伊国(和歌山)の吹上の浜に立っている時のうた。 付近に白菊が植えられている状況の中、 見える白い菊は花か?白波か?というような内容 |
百人一首収録の名作 420 このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに |
【意味】 今回の旅においては神にささげる 幣(お金ではなくお供え物の布)も用意できなかった。 でも手向山で見つけた紅葉をお供え物として捧げますので 神様、是非受け取ってください |
「拾遺和歌集」収録作品(5作品)
351 きみが住む 宿の梢の ゆくゆくと かくるるまでに かへりみしはや |
藤原氏の陰謀により 大宰府に左遷されることになり その哀しい道中において 都から離れていく自分を 哀れに思いながら読んだうたとされる |
479 天つ星 道もや宿りも ありながら 空にうきても 思ほゆるかな |
こちらも大宰府左遷時のうたとされる。 我には泊まる宿なども用意されるとは言え 憂鬱(憂い)の気持ちがある、 というような内容 |
480 流れ木も 三年(みとせ)ありては 逢ひ見てん 世の憂きことぞ かへらざりける |
流木でさえも長くて3年経てば 元の場所に戻ってこられるものながら 冷酷な世の中において、我は帰郷などできない |
1006 こち(東風)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな |
こちらも大宰府左遷が決まったあとのうた。 梅の花咲く我が家から離れるが 東からの風が吹いたならば 遠くにいるあるじまで花の香を運んでくれ というようなな内容 |
1216 雨の下 のがるる人の なければや 着てし濡れ衣 ひるよしもなき |
様々な解釈のある作品 |
傾向
- やはり「大宰府左遷」が相当哀しく無念である事がよくわかるような作品が多い
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