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2024年放送のNHK大河「光る君へ」は
小倉百人一首とのゆかりが深いドラマで、
劇中には百人一首ファン/かるた好きの間でおなじみの歌人が多数登場します。

こちらのページでは「光る君へ」に登場する百人一首詠み人を一覧形式でご紹介します。



参考文献
近江神宮公式サイト
https://oumijingu.org/pages/130/

 

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歌番号と歌	詠み人	ドラマでの キャスト	備考
42. ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは	清原元輔	大森博史	清少納言の父で、 平安時代を代表する歌人。
53. なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る	藤原道綱母	財前直見	藤原兼家の第二夫人。 そして「蜻蛉日記」作者
54. わすれじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな	儀同三司母 (=高階貴子)	板谷由夏	道隆(井浦新)の妻
55. 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ	藤原公任	町田啓太	「四納言」の1人
57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜はの月かな	紫式部	吉高由里子	「光る君へ」主人公。 道長の娘・彰子の 最も有名な女房役。
59. やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな	赤染衛門	凰稀かなめ	彰子だけでなく その母で 道長の正妻である 倫子の女房役も務めた 年長者
62. 夜をこめて とりのそらねは はかるとも よに逢坂の 関は許さじ	清少納言	ファースト サマー ウイカ	道隆の娘で 彰子のライバルである 定子の女房役。 紫式部より年上。

 

ドラマには登場しないものの、中宮彰子の女房だった人物

56. あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな	和泉式部
58. ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする	大弐三位 (賢子) 紫式部の娘
60. 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず あまの橋立	小式部内侍 和泉式部の娘
61. いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな	伊勢大輔 (女性)

 

その他、「光る君へ」と関係が深い詠み人

人物	プロフ	百人一首のうた
天智天皇 (もとの中大兄皇子)	のちの兼家/道長につながる 藤原氏のルーツである藤原(中臣)鎌足と 共に大化の改新を断行した皇族	1. 秋の田の かりほの庵の 苫を荒み わがころも手は 露に濡れつつ
菅家 (菅原道真)	藤原家の「時平」の陰謀で 九州に左遷されて 早死にした偉人。 その後の不吉な出来事は 祟りと恐れられる。	24. このたびは ぬさも取りあへず たむけ山 もみぢのにしき 神のまにまに
中納言兼輔 (藤原兼輔)	紫式部の曾祖父(ひいじい)。 そして為時の祖父。	27. みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
清原深養父	清少納言のひい爺。 清原元輔の祖父。	36. 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ
藤原道信朝臣 (藤原道信)	為光の子。 はんにゃ金田演じる 藤原斉信や 井上咲楽演じる 藤原忯子の弟。	52. あ(明)けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
儀同三司母	三浦翔平演じる 「藤原伊周」の母	54. わすれじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな
左京大夫道雅 (藤原道雅)	ドラマにて三浦翔平が演じる 「藤原伊周」の子	63. いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
三条院 (三条天皇)	一条天皇に続いて 紫式部たちが宮廷にいた頃の 1011-1016まで天皇を務めた人物	こころにも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜はの月かな