【読書の力】 名言集,電子書籍&雑誌情報etc

「バーキン」や「ケリー」といったバッグで有名なパリの高級ブランド、エルメス。
ファミリー経営を行ってきたこのブランド一族の家系データを分かりやすく紹介。

エルメス愛好者のかたの中で、一族の歴史を知ってみたいと思ったかたは是非ご覧ください。


参考文献
エルメス公式サイト : 6代にわたるアルチザン
https://www.hermes.com/jp/ja/content/272477-six-generations-of-artisans/


 

---

 

エルメス(HERMES)創業家の各世代人物

 

創業者世代

ティエリ・エルメス

1837年にエルメスを創業した人物。 バッグ事業からスタートしたわけではなく、 もともとは「馬具」メーカーであった。

 

創業者の子供世代

2代目当主 シャルル＝エミール・エルメス

ティエリの息子。 公式サイトによると2個の2代目の時期にブランド規模/価値が大きく向上

 

創業者の孫世代

3代目当主 エミール・エルメス

シャルル＝エミールの息子。 第1次/第2次大戦の間の時期にエルメストップとなる。 この時期に、馬具メーカーから バッグなどの皮革製品も扱う総合系メーカーへと発展。

 

創業者のひ孫世代

4代目/婿養子 ロべ―ル・デュマ ロべ―ル・デュマ・エルメス (Robert Dumas Hermes)

3代目・エミールの娘の夫(娘婿)。 エルメス家入りして家業に加わる中、 1930年代にはケリーの原型を開発。 戦後の1951年には 義理の父に当たる3代目から経営を託される。 1950年代には、かつて自分が原型作りだしたバッグが モナコ公国のケリー王妃(妊娠中)に愛用され、 のちに「ケリー」として世界的に人気が定着。 ブランドに大きく貢献したのち1978年死去。

 

創業者の玄孫(孫の孫)世代

5代目 ジャン=ルイ・デュマ

エルメス家の婿養子である ロベール・デュマ(4代目)の息子。 1984年には飛行機でたまたま出会った 世界的女優・歌手であるジェーン・バーキンの要望を受け、 彼女のために特製のバッグを制作。 それはのちに「バーキン」というシリーズに発展。 一般的にはバーキンの生みの親として有名。

 

創業者の5世代下

ピエール＝アレクシィ・デュマ	5代目・ジャン=ルイ・デュマの息子。 2005年にエルメスのアーティスティックディレクター就任
アクセル・デュマ (Axel Dumas)	ジャン=ルイ・デュマの甥っ子。 つまりピエール＝アレクシィ・デュマのいとこ。 2013年に、エルメストップ就任。 最初の1年は外部から来たパトリック・トマとの共同経営。 2014年からは単独経営に。

[その他]

• パトリック・トマ(Patrick Thomas)・・・・・ピエール＝アレクシィからアクセルにバトンタッチされる間の時期(2010年前後)にエルメスの経営トップとして活躍

 

---

 

エルメス(HERMES)一族の家系図