【読書の力】 名言集,電子書籍&雑誌情報etc

平安時代の政界関連用語。
歴史小説を読む時などの基礎知識としてお役立てください。

 

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こんな疑問が解決

• NHK「光る君へ」にハマっているため、平安時代の政界の仕組みを簡単に知りたい
• 左大臣と右大臣、どっちが偉いのか知りたい
• 左・右大臣と「太政大臣」では、どっちのほうが地位が高いのか知りたい
• 大中少納言と大臣の地位の関係を知りたい

 

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太政大臣と左大臣と右大臣

官職名	常設職 or 非常設職	備考
太政大臣 (だいじょうだいじん) (だじょうだいじん)	非常設	大臣職の中で最も位の高いポジジョン。 左大臣の上。 政界のトップという意味で首相的な地位。 [注記] 太政大臣は必ずしも常に誰かが就いているわけではなく 適任者不在の場合は「空席」に。
左大臣	常設	大臣の中では太政大臣の下、右大臣の上に位置。 常設の大臣職の中では最高位。
右大臣	常設	3の大臣職の中では一番下の位。

 

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納言(大中小)と大臣の関係性

3つの大臣職(太政大臣/左大臣/右大臣)は「納言」の上に位置。
その中で「大納言」が最も大臣に近く、少納言は最も大臣から遠い存在/地位が低い。

 

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昇格/出世の具体例(藤原道長)

納言(権大納言)を経て995年に右大臣就任。翌996年には一つ上の左大臣に。
出家前の晩年には太政大臣職も経験。

 

派生用語「権大納言/権中納言」

藤原道長は991年に「権大納言」に就任し、
その後、右・左大臣へ昇格。
冒頭につく「権」とは、
各要職に定員というものがある中、「定員外の」という意味。