日本のアニメ業界の二大巨頭で
良き同僚/ライバルとして切磋琢磨してきた事で知られる
  • 高畑勲
  • 宮崎駿

そして2人をうまく操縦してきた鈴木敏夫氏を含めた3人が歩んできた人生や関係性が時系列でよくわかる年表。



参考文献/発言
スタジオジブリ系公式メディアの公開情報(年表など)
https://www.ghibli.jp/chronology/
東映アニメーション株式会社(旧東映動画)公式サイト
日本アニメーション株式会社(旧ズイヨー映像)公式サイト
■宮崎・高畑両氏のインタビュー本人発言
■鈴木敏夫さんがTFMのラジオでよく語る二人の複雑で微妙な関係性・心理に関する貴重な公式発言も大きく参考にしています。


 

高畑勲/宮崎駿/鈴木敏夫の基本プロフィール

  高畑勲 宮崎駿 鈴木敏夫
出身 三重県 東京都 愛知県
名古屋市

互いの呼称
パクさん

[由来]
よくパンをパクパクと食べる
人だったからとされる
 
宮さん 鈴木さん
学歴 東京大学 学習院大学 慶應義塾大学
生年 1935年 1941年 1948年
没年 2018年 - -
特徴の違い
論理的で
プロデューサー気質を持つ
 
根っからのクリエイターで
お金などの計算/PR方法等は
鈴木さん任せ

世界有数の
圧倒的な
経営能力をもつ
(宣伝上手)
 

絵が描けるか?
 

×描けない
(鈴木敏夫さんの話)

*絵コンテは描ける
 

△天才から様々な
技術を盗んで
少しずつ
絵も描けるように。

ジブリ作品の
「題字」なども担当
 

代表作
(映画)
 
火垂るの墓
平成狸合戦ぽんぽこ

風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
となりのトトロ
魔女の宅急便
もののけ姫
千と千尋の神隠し
風立ちぬ
 
-




 
 

高畑勲/宮崎駿/鈴木敏夫の関係性が分かる歴史年表

 
無料の電子書籍を読むようにお楽しみください。



[鈴木敏夫の
出来事込み]

 
高畑勲 宮崎駿
1935年 三重で誕生  
1941年   東京で誕生

戦時中
 
 
栃木の宇都宮に疎開。
(戦争が終わっても
小3/9歳まで栃木で過ごす)

*栃木で過ごした家は
のちの作品の着想源に
 

1948年

鈴木敏夫誕生
 
   
大学時代
国内最高峰の公立大学
東京大学で学ぶ

在学中の1955年には
あるアニメ映画を観て
アニメの世界に進む事を決意

 
豊多摩高校を経て
学習院大学で学ぶ

1959年

東大の仏文科を経て
東映動画株式会社
(現:東映アニメーション(株)
入社
 
 

1963年
 
 
学習院大学の
政治経済学部を経て
東映動画に入社

*高畑勲の4年後輩

 

1967年
 
長男の宮崎吾郎が誕生
 
1968年
 

太陽の王子 ホルスの大冒険
で演出を担当

クレジット
演出:高畑勲
作画監督:大塚康生
場面設計・原画:宮崎駿
 

高畑氏に才能を見込まれ
「太陽の王子 ホルスの大冒険」
に場面設計・原画という
大事な役割で参加。
(当時20代後半)

1971年

共通の出来事

 

高畑勲
小田部羊一
宮崎駿

の3氏、共に東映動画からAプロダクションに移籍。
*「ルパン三世」「パンダコパンダ(映画)」などを制作

[パンダコパンタのクレジット/役割]
■原案・脚本・画面設定/宮崎駿
■監督/高畑勲
 

1972年

 

のちの二人の重要パートナー・鈴木敏夫。
慶応大を卒業し徳間書店入り。
アサヒ芸能記者としてキャリアをスタート
 

1974年


Aプロダクションから
ズイヨー映像
(のちの日本アニメーション)に
移籍したのち
「アルプスの少女ハイジ」
「母をたずねて三千里」
などを制作。

[ハイジのクレジット/役割]
演出:高畑勲
場面設定・画面構成:宮崎駿
キャラデザイン/作画監督:小田部羊一
(ハイジ公式サイト参考)
 
同じ頃にズイヨー映像に移籍。
高畑氏の部下として活躍
1978年  
「未来少年コナン」で
演出家デビュー

[コナンのクレジット]
演出/キャラデザイン:宮崎駿
絵コンテ:高畑勲etc
作画:近藤喜文
(日本アニメーション公式HP参考)

*この作品には
天才・近藤喜文が作画で参加


 

1978年

その他の
大きな出来事

 

徳間書店から当時の敏腕社員だった鈴木敏夫を主要スタッフとする
「アニメージュ」というアニメ専門雑誌が創刊される。
鈴木氏の天才的戦略でたちまち人気雑誌に。

*創刊後、鈴木氏は高畑/宮崎という別格の天才を発見し、
二人との距離を縮めていく

 

1979年
 
 
東京ムービー新社製作映画
「ルパン三世 カリオストロの城」
で映画監督デビュー。

*高畑氏に遅れる事11年
 

1980年前後
 

高畑・宮崎両氏の暗黒時期。

*天才・鈴木さんが二人を発掘していなかったら
そのまま二人は世に出る事なく消えていた可能性もあり
 

1984年
 
プロデューサーとして
後輩宮崎のナウシカに参画
 

3月に
「風の谷のナウシカ」公開

クレジット
原作/脚本/監督:宮﨑 駿
プロデューサー:高畑 勲
 
1985年
高畑・宮崎両氏も設立に参画し
株式会社スタジオジブリが正式発足(吉祥寺にて)
 

1986年
 
プロデューサーとして
ラピュタに参加

夏休みの時期に
「天皇の城ラピュタ」公開

クレジット
原作/脚本/監督:宮﨑駿
プロデューサー:高畑勲
 

1988年

4.16
2本立てで
両氏監督作品公開
(鈴木敏夫が
二人を競わせた
)

それにより
二人にとっての
最高傑作が誕生
 
ジブリでの初の監督作品
「火垂るの墓」が
トトロと2本立てで公開
原作/脚本/監督担当の
「となりのトトロ」
が火垂るの墓と2本立てで公開

*リアルタイムでは
まったくヒットせず

1989寝家
 

音楽演出という役割で
魔女の宅急便に参加
 

夏休みの時期に
「魔女の宅急便」公開。
ユーミンが音楽担当という事もあり
高い評価を得る。

*その後、テレビ放送などを通じ
トトロの評価も急上昇。


[クレジット]
プロデューサー・脚本・監督
宮﨑駿
音楽演出
高畑勲

 
1991年

この時期から
より深く
鈴木敏夫が
作品に関わる

夏休みの時期に
「おもひでぽろぽろ」公開。
当時人気絶頂の
柳葉敏郎/今井美樹が
声優を務めて話題の作品に

クレジット
脚本・監督:高畑勲
製作プロデューサー:宮﨑駿
プロデューサー:鈴木敏夫
 

高畑作品に
制作プロデューサー
として参加
 

1992年

この年には
ジブリの
小金井スタジオ完成



 
 
夏休みに「紅の豚」公開

クレジット
原作・脚本・監督
宮﨑 駿
プロデューサー
鈴木敏夫
 

1994年
 

夏休み直前の時期に
「平成狸合戦ぽんぽこ」公開

クレジット
原作・脚本・監督:高畑勲
企画:宮﨑駿
プロデューサー:鈴木敏夫
 
高畑作品に
「企画」として参加

1995年

*この時期からは
しばらく
高畑/宮崎両氏の
関係性が希薄に

 
 
部下・近藤喜文が監督を務める
「耳をすませば」に
製作プロデューサー/脚本/絵コンテ
という3つの役割で参加。

*鈴木氏はプロデューサー扱い

 

1997年


 
  7月にもののけ姫公開。

鈴木氏を中心としたPR戦略により
メガヒット。

1999年
 

監督を務めた
ホーホケキョ となりの山田くん
公開

*プロデューサーは鈴木さん

 
 

2001年

10月には
吉祥寺南口に
ジブリ美術館開館


宮崎氏も還暦を迎え
鈴木Pは
後継者育成に
努めだす
 
  千と千尋の神隠し公開。

鈴木氏のPR戦略が冴えわたり
当時の日本最高の
興行記録を打ち立てる。

2002年
 
 
耳をすませばの続編的な
「猫の恩返し」に企画で参加。
(監督は若手の森田宏幸氏)
 

2003年
 
  千と千尋の神隠しが
米アカデミー賞を受賞

2004年
 
  ハウルの動く城公開

2006年
 
  長男の吾郎氏
「ゲド戦記」で監督デビュー

2008年

鈴木さん
還暦を迎える
 
  崖の上のポニョ公開

2013年

かなり長い制作期間を経て
ジブリ内では14年ぶりの作品
「かぐや姫の物語」が
11月に公開

*もともとは鈴木氏の戦略で
トトロの同様にライバル心を
あおるべく同時公開が
予定されていたが
こちらの作品は
進捗状況により公開延期に


*高畑氏は鈴木氏の
「ライバル心をあおろうとする戦略」
に反発していた模様
 

もともとは引退作だった
「風立ちぬ」が7月に公開
 

2016年
 

ジブリの無声映画
「レッドタートル」に
アーティスティック・
プロデューサーとして参加
 
 

2018年

鈴木さん
70歳
 

高畑氏死去。

*宮崎氏はそれに意気消沈し
しばらく仕事ができない状態に陥る

 
 

2023年
 
 
高畑氏死去の悲しみを乗り越え、
引退を撤回した10年ぶり新作
「君たちはどう生きるか」発表

*作品中には高畑氏・
そして鈴木氏をモデルにした
と言われるキャラが登場。

 

2024年
 
  「君たちはどう生きるか」
21年ぶりにアカデミー賞受賞





 

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