2018年度本屋大賞 受賞作品/ノミネート10作品の情報
ノミネートされた時点で売り上げが伸びることで有名な、
「本屋大賞」の2018年度ノミネート10作品の各種データ。
どれを買ったらいいかわからない場合は参考にしてみてください。
4/10に大賞が発表。
辻村深月「かがみの狐城」がダントツにポイントを獲得して受賞。
2位は盤上の向日葵、3位は屍人荘の殺人。
2018本屋大賞の結果
- [1位(大賞)] 辻村深月「かがみの狐城」 651点
- 2位 柚月裕子「盤上の向日葵」 283.5点
- 3位 今村昌弘「屍人荘の殺人」 255点
- 4位 原田マハ「たゆたえども沈まず」 227点
- 5位 伊坂幸太郎「AX」 221.5点
- 6位 塩田武士「騙し絵の牙」 214点
- 7位 今村夏子「星の子」 166点
- 8位 知念実希人「崩れる脳を抱きしめて」 162.5点
- 9位 村山早紀「百貨の魔法」 162点
- 10位 小川糸「キラキラ共和国」 88.5点
ノミネート10作の各データ・比較
作品名/タイトル |
ジャンル | あらすじなど |
伊坂幸太郎 「AX(アックス)」 kindle版あり 単行本312ページ KADOKAWA 2017年7月発売 |
ミステリー系 | 内容(「BOOK」データベースより) 最強の殺し屋は―恐妻家。 「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。 一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、 と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。 引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、 爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。 こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。 『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる 殺し屋シリーズ最新作! 書き下ろし2篇を加えた計5篇。 |
大賞受賞 辻村深月 「かがみの狐城」 単行本554ページ kindle版あり ポプラ社 2017年5月発売 |
ミステリー系 青春系 |
内容(「BOOK」データベースより) どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。 9時から17時まで。 時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―。 [その他の賞受賞歴] ■ダヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2017」受賞 ■TBS・王様のブランチ「王様のブランチBOOK大賞」受賞作 ■このミステリーがすごい!・2018年度国内賞8位。 |
小川糸 「キラキラ共和国」 単行本251ページ 幻冬舎 2017年10月発売 |
書評見る限りでは ハートウォーミング系 |
内容(「BOOK」データベースより) ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。 夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。 伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。 『ツバキ文具店』待望の続編。 |
知念実希人 「崩れる脳を抱きしめて」 単行本292ページ kindle版あり 2017年9月発売 |
恋愛ミステリー | 内容紹介 圧巻のラスト20ページ! 驚愕し、感動する!!! 広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。 外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。 心に傷をもつふたりは次第に心を 通わせていく。 実習を終え広島に帰った 碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。 彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか? ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。 そして、明かされる衝撃の真実!? どんでん返しの伝道師が描く、究極の恋愛×ミステリー!! 2度読み必至! [賞受賞歴など] 読書メーター「読みたい本ランキング」第1位(8/30-9/5期間) |
今村昌弘 「屍人荘の殺人」 単行本336ページ kindle版あり 東京創元社 2017年10月発売 |
ミステリー | 内容(「BOOK」データベースより) 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、 曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、 同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。 合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、 想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。 緊張と混乱の一夜が明け―。 部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。 しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、 生き残り謎を解き明かせるか?! 奇想と本格ミステリが見事に融合する 選考委員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作! [賞受賞歴/ランキングなど] このミステリーがすごい!2018年版・第1位 週刊文春・ミステリーベスト第1位 2018本格ミステリ・ベスト10・第1位 第27回鮎川哲也賞受賞 |
塩田武士 「騙し絵の牙」 単行本384ページ kindle版あり KADOKAWA 2017年8月発売 |
ミステリー・ サスペンス系 企業(業界)小説 |
内容(「BOOK」データベースより) 大手出版社で雑誌編集長を務める速水。 誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。 ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、 彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。 斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる! |
原田マハ 「たゆたえども沈まず」 単行本408ページ kindle版あり 幻冬舎 2017年10月発売 |
美術小説 | 内容(「BOOK」データベースより) 19世紀末、パリ。 浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。 日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、 孤高の画家たる兄を支えたテオ。 四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた―。 原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。 ここに誕生! |
柚月裕子 「盤上の向日葵」 単行本563ページ kindle版あり 中央公論新社 2017年8月発売 |
ミステリー | 内容(「BOOK」データベースより) 埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。 遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と 、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。 それから四か月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。 向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。 世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは―!? |
村山早紀 「百貨の魔法」 単行本376ページ kindle版あり ポプラ社 2017年10月 |
企業小説 ファンタジー |
内容(「BOOK」データベースより) 時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。 エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、 テナントのスタッフ、創業者の一族らが、 それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、 今日も売り場に立ちつづける―。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、 魔法のような物語! |
今村夏子 「星の子」 単行本224ページ kindle版あり 朝日新聞出版 2017年6月発売 |
純文学系 | 内容紹介 主人公・林ちひろは中学3年生。 出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、 両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、 その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。 [賞受賞歴/ランキングなど] 第39回 野間文芸新人賞受賞作 芥川賞ノミネート |
[分析]
- 読書嫌いの人でも一番読みやすそうなのは、エンタメ性に加えてファンタジー要素のある「百貨の魔法」あたり。
- ページ数が多い作品はあまり読書好きではない人には向きません。
- 大賞を獲った辻村深月さんの「かがみの狐城」も相当高い評価。
大賞受賞作「かがみの狐城」のAmazonでの主な口コミ・評判
- 本当に読んでよかったの一言!
- この本を読むのに使う時間は無駄ではない
- ファンタジー風の設定が良い
- ファンタジーとリアルが見事に絡み合う
- ファンタジー・ミステリー・ハートウォーミングなど様々な要素のある名作
- 長いページ数で入り込んでいけるか不安だったが、面白くてうまく物語の世界観に入りこめた
- 人に優しくなれる本
- 若者向けかと思ったが、どの年代にもおすすめ
- ストーリー・仕掛けなどすべてが素晴らしく、今年最高の一冊となった
- 読み終えた後、温かい気持ちになれて、こんな本に出会えてラッキー
- ぐんぐん引き込まれていく物語
- とても読みやすく、心にすっと入る作品だった
500ページを超える作品ながら、相当面白くて引き込まれるらしく、
最後には大概のかたが「買って良かった」「読んでよかった」という感想を持つようです。
そのため、ページ数の多さについては特に心配する必要なし。
関連書籍
内容紹介
2018年本屋大賞のすべてを網羅した発表号。
大賞作品の発表から受賞の言葉、二次投票、一次投票、発掘部門に翻訳小説部門を完全紹介。
15周年記念としてこれまで本屋大賞を受賞した作家によるエッセイも収録。
- [第1回] 2004年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2005年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2006年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2007年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2008年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2009年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2010年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2011年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2012年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2013年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2014年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2015年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2016年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2017年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2018年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2019年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,予想,あらすじ
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- 2021年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,予想,あらすじ
- 2022年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,予想,あらすじ
- 2023年度本屋大賞受賞作&ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
- 2024年度本屋大賞ノミネート10作品(ジャンルあらすじ)
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