2014年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
第11回・2014年度本屋大賞のデータ。
2014年春発表。
2013年作品が対象。
ノミネート作品のランキング
- 『村上海賊の娘』 和田竜 366.5点
- 『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉 332.0点
- 『島はぼくらと』 辻村深月 299.0点
- 『さようなら、オレンジ』 岩城けい 274.5点
- 『とっぴんぱらりの風太郎』 万城目学 267.5点
- 『教場』 長岡弘樹 243.0点
- 『ランチのアッコちゃん』 柚木麻子 221.0点
- 『想像ラジオ』 いとうせいこう 213.5点
- 『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦 156.0点
- 『去年の冬、きみと別れ』 中村文則 136.0点
投票の得点換算
1位=3点
2位=2点
3位=1.5点
ノミネート10作品一覧・比較
作品名 | ジャンル (Amazon参考) |
『村上海賊の娘』 (上下巻) 和田竜 2013/10/22 新潮社 |
歴史小説 |
木皿泉 「昨夜のカレー、明日のパン」 2013/04/19 河出書房新社 kindle版あり |
ハートウォーミング系 |
辻村深月 島はぼくらと 2013/06/05 講談社 kindle版あり |
青春小説 |
岩城けい さようなら、オレンジ 2013/08/30 筑摩書房 kindle版あり |
ジャンル微妙 |
万城目学 とっぴんぱらりの風太郎 2013/09/28 文藝春秋 kindle版あり こちらは 752ページもある |
時代小説 ファンタジー |
長岡弘樹 教場 2013/06/19 小学館 kindle版あり |
警察小説 |
柚木麻子 ランチのアッコちゃん 2013/04/17 双葉社 kindle版あり |
料理系 |
いとうせいこう 想像ラジオ 2013/03/02 河出書房新社 kindle版あり |
災害関連 |
森見登美彦 聖なる怠け者の冒険 2013/05/21 朝日新聞出版 kindle版あり |
ファンタジー系 京都系 |
中村文則 去年の冬、きみと別れ 2013/09/26 幻冬舎 kindle版あり |
ミステリー |
『村上海賊の娘』内容紹介
『のぼうの城』から六年。
四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作!
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。
毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。
折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。
家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる!
第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
「昨夜のカレー、明日のパン」内容(「BOOK」データベースより)
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。
結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、
一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。
なにげない日々の中にちりばめられた、
「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。
「島はぼくらと」内容(「BOOK」データベースより)
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。
島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。
直木賞受賞、第一作。
「さようなら、オレンジ」内容(「BOOK」データベースより)
オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、
夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。
母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。
そこには、自分の夢を半ばあきらめ、夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。
第29回太宰治賞受賞作。
「とっぴんぱらりの風太郎」内容(「BOOK」データベースより)
天下は豊臣から徳川へ―。
重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。
その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。
やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。
だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?
「教場」内容(「BOOK」データベースより)
君には、警察学校を辞めてもらう。
この教官に睨まれたら、終わりだ。
全部見抜かれる。誰も逃げられない。
前代未聞の警察小説!
「ランチのアッコちゃん」内容紹介
屈託を抱えるOLの三智子。
彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。
大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。
そのうち、なんだか元気が湧いている自分に気付いて……。
表題作ほか、前向きで軽妙洒脱、料理の描写でヨダレが出そうになる、読んでおいしい短編集。
「想像ラジオ」内容(「BOOK」データベースより)
耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず。ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、コウベ、トウホク…。
生者と死者の新たな関係を描いた世界文学の誕生。
「なる怠け者の冒険」内容(「BOOK」データベースより)
一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。
虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、
困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。
彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら
「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」
を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。
当然、小和田君は必死に断るのだが…。
宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。
「去年の冬、きみと別れ」内容(「BOOK」データベースより)
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。
調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。
そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、
大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。
それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。
だが―。
日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!
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