2011年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,あらすじ
2011年春発表、
第8回・2011年度本屋大賞のデータ。
ノミネート10作品のランキング
- 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉 386.5点
- 『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄 354.5点
- 『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦 310点
- 『錨を上げよ』 百田尚樹 307.5点
- 『シューマンの指』 奥泉光 270.5点
- 『叫びと祈り』 梓崎優 263点
- 『悪の教典』 貴志祐介 259.5点
- 『神様のカルテ2』夏川草介 259点
- 『キケン』 有川浩 241点
- 『ストーリー・セラー』 有川浩 202点
投票の得点換算
- 1位=3点
- 2位=2点
- 3位=1.5点
ノミネート10作品の一覧・比較
作品名 | ジャンル |
東川篤哉 謎解きはディナーのあとで 2010/09/02 小学館 kindle版あり |
ライトミステリー |
窪美澄 ふがいない僕は空を見た 2010年7月 新潮社 kindle版あり |
ジャンル微妙 |
森見登美彦 ペンギン・ハイウェイ 2010/05/29 角川書店 kindle版あり |
ファンタジー |
百田尚樹 錨を上げよ 上下巻 2010/11/30 講談社 |
青春小説 |
奥泉光 シューマンの指 2010/07/23 講談社 kindle版あり |
音楽系 |
梓崎優 叫びと祈り 2010/02/24 東京創元社 kindle版あり |
ミステリー |
貴志祐介 悪の教典 上下巻 2010/07/29 文藝春秋 kindle版あり |
サイコホラー |
夏川草介 神様のカルテ2 2010/09/28 小学館 kindle版あり |
医療系 |
有川浩 キケン 2010/01/21 新潮社 |
学園もの ライトノベル系 |
有川浩 ストーリー・セラー 2010/08/20 新潮社 |
恋愛小説 |
「謎解きはディナーのあとで」内容紹介
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生!
主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、
彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。
本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、
謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
「ふがいない僕は空を見た」内容(「BOOK」データベースより)
これって性欲?でも、それだけじゃないはず。
高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、
頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。
団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…。
16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。
第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、
嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。
「ペンギン・ハイウェイ」内容紹介
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。
未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
「錨を上げよ」内容(「BOOK」データベースより)
戦争が終わってちょうど十年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、
日本列島改造論、石油ショック―激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。
いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!
疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。
「シューマンの指」内容(「BOOK」データベースより)
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。
彼に焦がれる音大受験生の「私」。
卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。
現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、
事件は未解決のまま30年の年月が流れる。
そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。
修人の指に、いったいなにが起きたのか。
鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。
「叫びと祈り」内容(「BOOK」データベースより)
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、
ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。
選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!
新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。
大型新人の鮮烈なデビュー作。
「悪の教典」内容(「BOOK」データベースより)
学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。
ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。
神様のカルテ (2) 内容紹介
医師の話ではない。人間の話をしているのだ。
栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。
写真家の妻・ハルの献身的な支えや、頼りになる同僚、
下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、日々を乗り切っている。
そんな一止に、母校の医局からの誘いがかかる。
医師が慢性的に不足しているこの病院で一人でも多くの患者と向き合うか、
母校・信濃大学の大学病院で最先端の医療を学ぶか。
一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。
新年度、本庄病院の内科病棟に新任の医師・進藤辰也が東京の病院から着任してきた。
彼は一止、そして外科の砂山次郎と信濃大学の同窓であった。
かつて“医学部の良心”と呼ばれた進藤の加入を喜ぶ一止に対し、砂山は微妙な反応をする。
赴任直後の期待とは裏腹に、進藤の医師としての行動は、かつてのその姿からは想像もできないものだった。
そんななか、本庄病院に激震が走る。
「キケン」内容(「BOOK」データベースより)
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。
彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、
周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。
これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。
「ストーリー・セラー」内容(「BOOK」データベースより)
小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。
極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―。
極上のラブ・ストーリー。
「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。
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